トレ歴5年、28歳会社員、潰瘍性大腸炎になりました!!
どうも、潰瘍性大腸炎になって死にかけたおちびです。
ほんとこの病気はかかるもんじゃないです。
症状がひどいと食事もほぼとれず下痢も一日10回前後するので病的に痩せますからね(笑)
潰瘍性大腸炎といちばん関連性があるのはやはり食事!!
これに尽きると思ってます。
幸いこの記事を書いている時点では症状は出ていません。
この病気で初めての入院も経験したので、その辺も含めていろいろと書いていきたいと思います。
この記事でわかること
- 潰瘍性大腸炎になってからの身体の変化
- 発症の原因や予防法
- 筆者の発症から回復までの備忘録
- 潰瘍性大腸炎が筋トレへ及ぼす影響 etc...
少し長めの記事になっているので、目次から読みたいところだけをタップしてOKですよ!
ではいってみましょい!
目次
潰瘍性大腸炎になってからの身体の変化
潰瘍性大腸炎になり筋トレから離れて1か月。
この1か月は食事はもちろん、筋トレもしんどすぎてやる気が起きなかったので一切やってません。
結果としては、体重は62㎏から55㎏になり7㎏も落ちてしまいました。
脂肪だけでなく筋肉もごっそり落ちているので全体的に細く薄くなりました。
それと退院してからジムで筋トレもしましたが、扱える重量も半減してましたよ。。
やはりこの病気になると症状がひどいときは一日10回以上の下痢をしたりまともに食事がとれないので、これくらい病的にやせても仕方ないでしょう。
潰瘍性大腸炎になったと思われる原因
その2つとはこちら。
2つの原因
①脂質と辛いものの食べすぎ
②食べるスピードが速すぎた
このように思い当たる節は2つとも食事面でした。
ではそれぞれ話していきますね。
原因①脂質と辛い物の食べすぎ
増量中の人で特に胃腸が弱い人は要注意!!
脂質は消化するのにかなり時間がかかり、辛い物は腸への刺激になるので腸内環境が悪くなりやすいです。
食事制限がなくなんでも好きなだけ食べられるからといって、脂質と辛い物を食べすぎるとそのうち胃腸にガタがきます。
これまでに3回ほど増量から減量の成功体験があったため、どんなに好きな物を好きなだけ食べても絞れる自信があったんですよね(笑)
筋トレを始める前からもともとお腹は弱いほうで下すことがよくあったのですが、「下したとしても食べる方が大事だ!」とアホな考えをしてました。
脂質や辛い物を少し控えるとお腹の調子は少しよくなるので、やはりポテチとカレーが引き金だったなぁと今になって反省しています。
原因②食べるスピードが速すぎた
わたしめっちゃ早食いなんです。
なぜならほぼ噛まずにすぐ飲み込んでしまうから。
例えばカレーならカレー皿大盛でも3~5分で食べてしまいますし、ラーメンも麺だけなら3分かかりませんでした。
早食いは本当によろしくない習慣で、噛まずに飲み込むと消化作業をする胃腸にはめっちゃくちゃ負担がかかるんですよ。
100のものを0にする作業と、40のものを0にする作業なら前者のほうが負担が大きいですよね?
このように早食いだと常にほぼ100のものを0にさせるという過酷な作業を胃腸にさせているため、さすがにいつかはダウンしてしまいます。。
「よく噛んで食べる」ということを意識するだけで劇的に胃腸への負担が軽くなるので早食いの習慣は直すべきです!
【備忘録】症状が出てから回復するまでの話
①1月上旬に初めての血便が出る
異常はある日に突然やってきました・・・。
それはちょうど大晦日やお正月などの爆食い年末年始イベントを終えたころです。
「あ、これゆるいのが出るやつだ」とお腹の不調を感じながらトイレで用を足した時。
ふと出たブツを見てみたら、なんか若干赤い血のようなものが混ざっていたんですよね。
「え・・・これもしかして血便・・・?」
それはもうびっくりしましたよ。
血便が出るのって40代以降の人というイメージがあったのでなおさらです。
思い当たる節は残念ながらカレー、ポテチ、甘い物の爆食いなど色々あったので本当に残念です。
もともとかなり心配性な私は、すぐさま次の日に有給をとり消化器内科へいくことにしました。
②血便が出てすぐ病院へ、急性腸炎の疑いとの診断を受ける
消化器内科へいくのは初めてだったので初診ではかなり緊張しましたね。
診察では食べたものや発熱の有無、腹痛があるかなど色々聞かれました。
この時は特に発熱もなく、腹痛もなかったのでそう答えました。
「大腸カメラいれて細かく見てみましょう。」
血便が出た時点で大体覚悟はできていたんですが、やはりおしりに突っ込まれるのはかなり抵抗がありものすごくイヤでしたね。
そして初診日から一週間後、人生初の大腸カメラを受けて先生から検査結果の説明がありました。
「んー、まだ言い切れないですがおそらく急性腸炎ですね。」
食べすぎなどで腸へ負担がかかった結果、一時的に腸が炎症を起こしている状態とのこと。
私の場合は大腸の始まりのほうと終わりのほうに炎症がありましたが、治っている最中だということで整腸剤を処方されて経過観察になりました。
③4月に症状が再発、潰瘍性大腸炎の疑いで薬が合わずに苦戦する
はい、再発ですっ♪
1月に初めて症状が出てから3か月くらいはだいぶ回復して普通の便も出てたんですよ。
おそらく処方された整腸剤がかなり効いたのでしょう。
ですが、4月の上旬になってまた下痢の頻度が多くなり血も混ざるようになったのです。
再発してから2~3日くらい食事を見直せばまたよくなるとおもって様子見していましたが、よくなるどころか前回より血の量が多くなってる気がしたんですよね~。
「これもしかしてやばいやつ?」と思い、また前回みてもらった病院へいくことを決めました。
診察の結果、
「これは腸が勝手に炎症を起こしちゃう病気かもしれない。潰瘍性大腸炎ってやつなんだけど。」
なんだかそんな感じはしてたんですが、いざ言われるとやはりショックですね。
「潰瘍性大腸炎の炎症をおさえる飲み薬を出すから、これで経過をみましょう。」
そう言われて薬を3日ほど飲んだところ・・・
薬が合わずこうなった!
・37.6の発熱
・たまにくる鋭い腹痛
・1日8回前後の下痢
まさかのさらに症状が悪化するという演出がありました。。。
「これで良くならないとなると、うちだと勝手には出せない薬とかもあるから大きい病院で診てもらった方がいいよ。」
こうして紹介状を書いてもらい、ここから大きい病院での診察がスタートするのでした。
④潰瘍性大腸炎と確定診断。ここでも薬が合わず重症化へ
私は「これからどうなるんだろう・・・?」と不安を抱えながら紹介先の病院へ。
診察室へ入るとそこには女性の先生がいました。
先生は紹介状と同封されていた前回のカメラの結果を見ながら、「これは典型的な潰瘍性大腸炎の症状でしょう」と言い、ここで私は潰瘍性大腸炎と診断されました。
「前回の病院の飲み薬で悪化したということなので、違う薬を試してみましょう。」
そう言われたのでここで処方された薬を飲むことに。
その結果・・・
ここでさらに重症化
・38.7の発熱
・1日の半分ほどは腹痛
・1日12回前後の下痢
・血の量の増加
が、ダメ・・ッッ‼
悪化っ‼悪化っ‼
八方塞がり・・・っ‼‼
私は薬がとことん合わないせいで悪化に悪化を重ね、死にかけた状態でまた病院へ向かうのでした。
⑤重症のため入院することに。6日間で退院へ
重症化した状態で再び病院へいったところ、
「お辛いでしょうし、検査も必要なので入院したほうがいいかと思われます。」
こう告げられ、とうとう検査も含めた入院をすることになってしまいました。
検査は大腸カメラと念のため胃カメラも。
そして入院期間は合う薬が見つかって症状がよくなるまでとのことです。
2つのカメラの結果は胃は特に問題なし。
ですが大腸はやはりひどくなっていて大腸全体まで炎症が広がっていました。
「やはり薬でアレルギーが出てるかもしれないので、少し点滴と絶食で落ち着いたらまた他の飲み薬を試してみましょう!」
もう薬を飲むのすらこわくなっていた私でしたが、この薬が劇的に効いたのです!!
即効性があるようで、飲んだその日のうちから硬い便が出るようになり感動しました。。
おかげでその後も経過良好となり、6日後には退院することができました!
潰瘍性大腸炎にならないために気を付けること
潰瘍性大腸炎は難病指定されているため、一度かかると治ることはないらしいです。
そのため何よりも予防が大事なので、ここでは私の経験から言える予防策を紹介します!
気を付けることとしては次の3つです。
ならないために気を付けること
1,調子に乗って脂質や刺激物を食べすぎない!
2,よく噛んでゆっくり食べる!
3,ストレスを溜めない!
この3つは本当に大事だと痛感しています。
ではそれぞれ解説していきますよ~。
1,調子に乗って脂質や刺激物を食べすぎない!
潰瘍性大腸炎の発症の引き金となるのは「脂質」と「刺激物」と言われています。
注意ポイント
脂質=消化に時間がかかり負担になる
刺激物=腸へダメージを与える
このように腸にとってはいいことがありません。
脂っこいものばかり食べたり、辛い物ばかり食べていると発症リスクが高くなるので気を付けましょう。
2,よく噛んでゆっくり食べる!
食事はよく噛み、なるべく固形の状態で飲み込まないようにするのを意識したほうがいいですね!
1日3食以上食べる私たちの腸は常に消化活動をがんばってくれています。
ですが固形のまま流れ込んでくると消化が追い付かずに弱ってしまうので、できるだけ負担がかからないようによく噛んだ状態で飲み込んであげてください!
3,ストレスを溜めない!
ストレスも潰瘍性大腸炎と関連性があるといわれています。
私の場合は乱れまくった食生活が原因だとは思いますが、仕事などでもそれなりのストレスを抱えていたので原因のひとつではあるでしょうね。
潰瘍性大腸炎になって筋トレに影響はあるのか?
トレーニーが潰瘍性大腸炎になり、この病気が筋トレにどのような影響を及ぼすのかをまとめてみました。
実際に私が感じたのは以下の3つです。
・プロテインは飲めるが良いとは言えない
・増量でも食事制限することが出てくる
・トレーニング自体に全く支障はない
ではそれぞれ解説しますね~!
プロテインは飲めるが良いとは言えない
潰瘍性大腸炎の起爆スイッチは先ほども説明したとおり脂質や香辛料などの刺激物です。
一方でプロテインはたんぱく質です。
そのため、発症する前から飲み続けてきて問題がない人なら特には大丈夫でしょう。
ですが飲んでお腹を下しやすい人は、腸への負担を考えるとなるべく控えた方がいいかもしれません。
それとプロテインは腸内で悪玉菌が増えてしまいがちなので、もともとおならが臭かったり腸内環境が微妙な人も飲む回数を減らすなどの調整をしたほうがよさそうです。
増量でも食事制限することが出てくる
基本的に潰瘍性大腸炎は症状が出ていない時期(寛解期)は食事制限がありません。
ありませんが、やはり油ものや辛い物などを中心に食べていたりすると症状が再発するリスクが上がってしまいます。
なのでこれまで好きな物を好きなだけ食べて増量してきた人は、なるべく身体に負担のかからない食材で増量するようにしましょう!
トレーニング自体には支障は全くない
トレーニング自体は問題なく今まで通りにできます!!
手や足などの身体の表面的な怪我や病気だとそうもいきませんが、潰瘍性大腸炎はお腹の病気なので支障はありません。
もちろん高重量も扱えます。
しいて言えばトレ中にBCAAやEAAを飲んでいた人は、これらは多少お腹がゆるくなる場合があるのでそこは試してみて飲むかどうか判断してください!
まとめ:少し気を遣うがそこまで筋トレに支障はない!
この記事の内容をまとめます。
まとめ
・発症から1か月で7㎏ほど落ちる
・とにかく脂質と刺激物は発症リスクが高い!
・血便が出たらすぐに病院へ行こう!
・食事内容は少し気を使うが、筋トレは普通にできる!
今回は潰瘍性大腸炎と筋トレについてつらつらと書いてみました。
潰瘍性大腸炎の人もそうでない人も、とにかく食事やサプリなどで腸内環境を整えることがなにより大切です。
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