こんにちは!おちびです。
難発のせいで最初の言葉が出ない
吃音がある人はこの現象にめちゃくちゃ悩みますよね。
なんとか出せないものだろうかと色々と試行錯誤した結果、少し出しやすくなる方法を見つけました!
そこで今回は、最初の言葉が出ない時に試してほしい3つのことを紹介します!
この記事を読めば、もしかすると発音しやすくなるかもしれません。
ではいってみましょい!
目次
最初の言葉が出ない=難発という症状
例えばこのように「おはよう」と言いたいときに、最初の「お」が発音できない症状を【難発】といいます。
この「お」が出るまでの「・・・」は無音・もしくは息が漏れてるような音がして、当事者は口が開いてるのに言葉が出ていないのが特徴です。
この症状は調べたりしないと生涯知らないまま終わる言葉なので、知っている人はものすごく少ないです。
そのため当然初めてこのような人を見るとびっくりしますし、当事者自身も症状は出てるけど難発という言葉を知らない場合もあります。
最初の言葉が出るまでに時間がかかる=吃音の中の難発という症状
これを知っておいてもらえると少し理解が追いつくかもしれません。
なるべく自然に最初の一音を出す方法
残念ながら今のところ吃音症の治療法は確立されていません。
ですが、なんとか言葉を出せるようにする方法はいくつかあります。
私が実際にやってみて「これいいかも?」と思った次の3つを紹介していきますね。
試してほしい3つのこと
・話し始めに「えー」や「あー」をつける
・出したい言葉の前に小声で「ん」をつける
・相手に分かりづらいところでリズムをとる
話し始めに「えー」や「あー」をつける
これは難発に限らず、他の吃音の症状でも有効です。
例えば「わたしの名前は〇〇です」の最初の「わ」が苦手で出ない時はこんな感じにします。
この時に「え~、わたしの」と「え~」の後に区切りをつけると変に身構える時間ができてしまい、「わ」が出せなくなることが多いです。
なので「え~わたしの」という感じで、「え~わ」という言葉と認識してしまえば最初の言葉は「え」になるので、その流れで苦手な「わ」も出せてしまうことがあるんですよね。
この文脈だけ見ると不自然でしょ!と思うかもしれませんが、案外「えー」「あー」を使っている人はたくさんいるので相手もそこまで気にしないと思うので色々な場面で試してみてください!
出したい言葉の前に小声で「ん」をつける
これは完全に我流のやり方です。
私は「や行」がめちゃくちゃ苦手なんですが、「よろしくお願いします」という避けて通れない言葉を言わなきゃいけない時にたまに使います。
実際にどのような感じかというと、
字だけ見ると不自然すぎますね(笑)
ですが、この「ん」は意外と言葉として相手に認識されづらいんです。
認識されづらくはありますが、あまりボリュームが大きいと変に聞こえる時もあるので「ん」だけ小声で言えたらベストですね。
そしてこの「ん」も「えー」「あー」のように流れで言う事ができる時があります。
このやり方は私にとってはそれなりに有効でした。
先に紹介した「え~」「あ~」よりも汎用性は低いかもしれませんが、試してみる価値はあると思います。
相手に分かりづらいところでリズムをとる
吃音ってなぜかリズムをとるとスラスラ話せますよね?
なので相手が分かりづらいところでリズムをとり、それにのせて最初の言葉を出すのがおすすめです!
私はよく次のようなリズムのとりかたをしています。
・身体を少し横に揺らす
・軽く足踏みをする
・太ももや膝など音の出ない場所を指で叩く
具体的にこの動作のどこのタイミングで出すかというと、
・身体が一番横にきたとき
・軽い足踏みをして踏んだ瞬間
・指で叩いた瞬間
この3つのやり方は個人的にかなり最初の言葉を出しやすいです。
私は結構職場の人なんかと話すときによく使いますね。
若干挙動不審に見えるかもしれませんが、口が開いたまま言葉が出ないのを見られるよりかははるかにマシだと思っています。
手を叩いたりする音が出てしまうリズムのとりかたは相手にかなり不審に思われるので、自分に合いそうなバレづらいやり方を見つけてみてください!
まとめ:最初の言葉は勢いを使って出そう
少しは参考になったでしょうか?
ここまで説明してきた3つの共通点は、「とにかく勢いを使って出す」ということです。
・話始めに「えー」や「ん」をつける
・相手に分かりづらいリズムをとりながら出す
結局話し始めるまでの時間を短くできれば多少カッコ悪くてもいいんです。
なのでこのような小技をうまく使って、少しでも最初の言葉をスムーズに出せるようになりましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。